とはいえ、未来のことを考えるのはむずかしい。これには脳が関わっています(ヘッブの法則)。でも、脳の仕組みをしれば大丈夫。

・・・なぜ、将来のことを考えるのはメンドクサイのか。

人間の脳はすでに知っていることをどんどん強化していきます。「習慣」ともいいます。この回路はどんどん強化され、太くなり、またそれをやるのが楽になります。当たり前のことですね。でも、これを逆に考えますと…まだ起こっていないことを考えることを脳みそは上手く出来ない、ということです。

脳内にそれ用の神経回路が出来ていない、もしくは回路が細いのですから。ですので、未来のことを考えるのは疲れて当たり前。神経が通っていないのです。細い筋肉では、腕立て伏せも、腹筋も、スクワットもきついのと同じです。

しかし、うれしいニュースも。私たちの脳神経回路はとてつもなくダイナミックに動いています。未来のことを考えることも筋トレだと思って繰り返し行いましょう。たとえば、ですが、2020年東京オリンピック後の東京はどのような姿になっているのかを想像してみる。そんなことを想像するだけでも、その瞬間瞬間に、みなさんの脳神経細胞は動いてくっついていっています。未来を想像するのも筋トレですね。